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ノルウェイの森 [映画話]

毎年、元日は映画を観に行く我が家です。
今年は、こちらを観に行ってきました(ネタばれあります)。


ノルウェイの森.jpg


「ノルウェイの森」は、村上春樹さんの小説を好きになったきっかけの作品です。
そういう意味でとても思い入れのある作品なので、映画化されたのを聞いて、
「観たいけど、イメージが壊されたらヤだなぁ・・・」と少し不安に思いつつ、足を運びました。

そして、実際に観た感想は・・・「小説をとても忠実に映像化しているなぁ」でした。
レビューでは酷評が多いみたいですが、私は監督の「ノルウェイの森」に対する思いや
村上春樹さんへのリスペクトを、映像の端々に感じました。

・・・と言っても、ファンなので「う~ん、ここを映画に入れてほしかった」という所はあります(汗)。
例えば、小説で一番好きなところ、ワタナベが緑のお父さんにキュウリを食べさせるシーン、
それから、突撃隊をもっと登場させて欲しかったとか、レイコさんの過去も入れて欲しかった等々…
でも、それらを入れてたら、テレビ東京系の新春時代劇の7時間(今、録画したの観てます…汗)
があっても足らないと思うので、話を削いでしまわないといけないのは仕方ないですね。
ただ、ワタナベとレイコさんの関係性が薄くて、小説を読んでなかったら最後は「なんで???」と
思っただろうなと思いました(小説と違って、映画ではレイコさんが少々一方的すぎる感が・・・)。

キャストも実は、観る前まで「うわぁ…イメージと違うわぁ」と、ちょっとガッカリしていました。
私の中では、ワタナベ=加瀬亮、直子=中谷美紀、緑=上野樹里だったのですが(年齢層バラバラ…汗)、
映画を観て、「こっちの方が合ってる」と思いました。
監督がキャスト選びに熟慮しただけあって絶妙で、それに応えていた俳優たちも素晴らしかったです。

余談ですが、家の近くの大学の寮が撮影に使われていたのを、エンドロールで知りました(汗)。
マツケンとかタマテツとかロケで来たのかな~?それなら、ぜひ観に行きたかったなぁ・・・(´д`)。


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